今回は私が大好きだったエアーツール【エアラチェット】について書いていきます!
エアラチェットというのはこんな工具です↓
参考:KTC モノタロウ
この工具は私含め会社ではほとんどの人間がMYエアラチェを持っていました。
この工具はインパクトレンチ同様、作業スピードを格段に上げてくれるとても便利な工具です。
基本的に注意点や使い方はインパクトとほぼ一緒ですが、インパクトとは特性が違いますのでそういった所を書いていきます。
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エアラチェットってどんな工具?
まずエアラチェットってどんな工具なの?というのを説明していきます。
エアラチェットとはエアーを使いボルトを回していく工具です。
そのままですが、ラチェットの人間がカリカリ手を動かしているのを空気で行ってくれるものです。
エアラチェットは空気でエアーモーター回しアンビルを回すのでこれだけではボルトを緩めたり本締めはできません。
パワーはありませんので一度ボルトなどを緩めたりしてから早く回すというのが主な仕事です。
次の所ではインパクトとの違いを比較をしてみましょう。
インパクトとの違いについて
インパクトとエアラチェットは基本的に先端にソケットを付けてボルトやナットを緩めたり締めたりすることでいえば一緒のくくりです。
ですが、エアラチェットはインパクトみたくハンマーで衝撃を与えずただ空気の力でモーターを回しているのでパワーがなく、一度緩めてからでないと作動してくれません。
その点インパクトレンチはパワーがありますのでインパクトだけで締めたり緩めたりすることができます。
主に大きくて丈夫なボルトやナットに使うことが目的とされています。
そもそもエアラチェットはボルト頭8~12㎜ぐらいを目安に小さいボルトやナットを緩めることを目的にしているのでパワーは必要とされていません。
エアラチェットは軽量でコンパクトなので狭い場所の小さい物を外したりする時に重宝します。
使い分けとしては…
小さくて力を加えると折れるボルト・ナット→エアラチェット
力を加えても折れにくい大きなボルト・ナット→インパクトレンチ
こんなイメージで大丈夫かと思います。
回して外すということでは一緒ですが、すみ分けがちゃんとできているわけです。
忘れないで欲しいのは、エアラチェット単体では締めきれないので最後はメガネレンチなどを使いましょう。
緩めるのは慣れればエアラチェットで緩めることもできます。
空気を送らなければラチェットと一緒なのでこうすれば工具を持ち替える必要もありません。
(ただ中のギアを痛める可能性もあるので注意が必要です。)
どんな場面で使うか
エアーラチェットの使う場面はバスだと結構多いです。ボルト頭で8㎜~12㎜ぐらいで何本もあるような所ならガンガン使いましょう。
例えば…
・外装
・オイルパン
こういった何本も同じ大きさのボルト・ナットで付いている部品にはソケットも変える必要がありませんので、かなり作業スピードが上がります。
特にバスのオイルパンって30本近くのボルトで締まっているんです。。。これを手で全部やっていたら効率悪すぎですよね。
なのでここでのエアーラチェットはかなり有効です。
後は同じ理由でエンジンのヘッド周りなどもボルトが多いので使用した方が良いかと思います。
恐ろしい工具でエアーラチェットに慣れると2本ぐらい緩める時とかでも使ってしまうこととかあるのでそこは効率の良し悪しで判断しましょう。ボルトを緩めたり締めたりする本数が少ないと準備することを考えると効率悪くなる恐れがありますからね。
主なメーカー
最後に主なメーカーを紹介していきたいと思います。
一回買ったらメンテすれば長く使える工具ですのでメーカー選びは大事かなと思っています。
私はとりあえず安いのを買ったら回転力が弱くて後悔した人間です。。。
信濃(SHINANO)
信濃さんは日本のメーカーで老舗のメーカーです。エアーラチェット以外でも幅広く種類があって買っても損はしないと思います。
最小サイズのエアーラチェットなんかは狭い場所でも使えるし軽いと疲れないので良いのではないのでしょうか?
HP
空研
こちらも日本メーカーです。空研さんはインパクトの方が人気ではありますが信濃さん同様エアーツールを数多く出しているメーカーです。
こちらも老舗メーカーなので品質としてはかなり良いのではないのでしょうか。
個人的には大型インパクトにお世話になりました。それは別の機会にでも書いていきます。。
HP
SPエアー
こちらも国内の有名メーカーです。私は海外のメーカーだと思っていましたが日本製品なんですね。
こちらのエアーラチェットは個人的に一番欲しかった物です。お試しで使う機会があって使ってみたら感動しました。あの当時では信じられないスピードで回りこれは作業楽そうだなと思った記憶があります。
HP
エアーツールは各メーカー出していますが今回はエアーツールに特化したところを載せました。
どこが良いか迷ってしまう所ですがここまでくるとほぼ同じでどこも良いメーカーです。
気に入った形を選んだ時にこの3社なら大丈夫かなと思っております。
先ほども書きましたが、私はエアーラチェットは性能がいいのを買っておけば良かったと日々後悔していたのでこれから購入される方は少し高い工具ではありますが妥協はしない方がいいです。
自分の作業を考えてどれを買えば仕事の効率が上がるか考えて購入してください。
今回は以上です。ありがとうございました!
ike-masu