ドライバー 工具の取り扱い

【ドライバー】ドライバーの種類について~工具の取り扱い~

前回ドライバーの使い方を解説いたしました。

ドライバーは使い方を間違えるとネジを痛めてしまうで今一度使い方を確認してください。

 

今回はドライバーにはどんな種類があるのか書いていきます。

ドライバーといっても種類がたくさんあり、スタンダード、貫通、インパクト、といったものがあります。

それぞれ場面によって使い方が若干変わります。

さらには持ち手の部分が違っていたり軸も違いがあったりと様々な特徴の違いもあります。

各特徴を抑えることで、自分の仕事にはどのドライバーが必要かを知るきっかけにしてほしいです。

 

 

前回記事はこちら↓

 

ちょっと話が逸れますが自分はどれぐらい持っているかなぁと思い引っ張りだしてみると…

結構持ってましたね。どれも種類が微妙に違うものです。気がつけばこれだけ増えてしまうのが工具の魅力の恐ろしいところです。

気を取り直して…今回のはこちらを説明していきます。

 

 

 

ドライバーの構成

ドライバーは大きく3つの部位に分かれています。

①先端

②軸

③グリップ

順番に書いていきます。

 

① 先端

 

先端は各社しのぎを削って良いものを作っています。

安い物は精度がなくて上手く溝に噛まなくて潰しやすくなるのではないでしょうか。

↓先端が精度良いとこんな感じで空中でも外れません。

さらには精度を良くする+α加工をすることでさらに食い付きを良くしたり磁力でネジを落とさなくする工夫をしているメーカーもあります。

 

 

② 軸

軸は丸型六角型に分かれます。こんな感じで↓

丸型(上側)は回す時に軸を支えながら回す時に回しやすくするためにあります。恐らくこちらの方がポピュラーですよね。

六角型(下側)は高トルクをかけて回す時に工具を当てるのに必要…と、思っていたんですがどうやら違うみたいで早回しの時に機能性が高いそうです。確かに丸型より指をかけやすいかも。

全部ではありませんが工具を当てて高トルクで回す所は【ボルスター】と言われる部位がありましてそこにスパナやメガネをかけます。

←軸の根元についています。

これがあると非常に便利で、錆びて固着したビスを外す時に頭がなめないようにドライバーを思いっきり押し付けます。

それでここにスパナやメガネを当てて、回していきます。

こうすることでビス頭がなめずに緩められるようになっていきます。

私もボルスター付きのドライバーでなければ外せなかった場面はいくつもありました。

 

それと軸には非貫通型と貫通型がありまして貫通型は後ろからハンマーで叩いてネジにショックを与えながら回せるメリットがあります。

ですが値段も高いしそんな固く締まっているネジは早々ないので始めは非貫通型でも問題ないでしょう。

 

写真1

 

写真2

写真2の右側みたいに座金がお尻についているのが貫通型です。

③ グリップ

グリップは種類がいっぱいあり好みが分かれると思います。自分が一番しっくりくる物を選ぶと良いと思います。

1,樹脂

このタイプは比較的安価で買えますし固くて丈夫なのと、オイルとかで汚れてもふけばすぐに綺麗になるので良いのではないのでしょうか。ただ私は固いグリップが苦手なのとやや滑りやすいので自分ではあまり買いません。グリップの効く手袋を使うと滑りやすいのは解消されるので手袋と一緒に使うと良いと思います。

 

2,樹脂(ソフト)

ソフトタイプは握る所に滑り止め効果を施しているものがあるので素手でも滑りにくく力をかけやすいです。また弾力があり、力を入れても疲れにくいため、長時間の作業に適しています。

私は自分で買う場合はこのタイプです。かなりの頻度で使う時に疲れにくい所が良いです。

ただグリップの部分が汚れると掃除をしても汚れがいつもでも取れないのでご注意を。

3,木柄

参考:ネプロス

木の質感が手になじみやすく、油の付いた手でも滑りにくく丈夫な所が良いです。

こちらも私はグリップが固いし軸の安い物だと根元のかしめ部分が外れたりするので自分では買わないです。

ただし木柄は何といってもかっこいい!

画像でも分かるように高貴に見えますよね?高貴に見えますよね!

これが工具箱にあると『おぉ!』って思われること間違いなし!と思っています。

一応ステンレスもあるんですが車業界ではあまり使わないので今回は割愛します。

 

皆さんもしっくりくる物を選びましょう!

 

ドライバーの種類

 

さて、ドライバーの構成を説明しましたが今度は種類について説明します。

ドライバーには色々種類があるのはご存知でしょうか?

今回は3種類紹介していきます。

①スタッビドライバー

なんとも可愛らしい形の物ですが、これは狭い所や隙間がない所で使います。

ただし力がかかりにくいのでこいつで無理はしないでください。

ちなみに板ラチェットバージョンもあります。

こんなのです↓

②インパクトドライバー

貫通ドライバーと似た要素ですがこいつはさらに強力になったものとお考え下さい。

とにかく重い…もはやドライバーと言えるのかと思わせる代物です。こいつで回らないネジは恐らく破壊するしかないですね。最終手段でよく使われます。

 

③ラチェットドライバー

最近どのメーカー気合いを入れて作っている工具の一つではないでしょうか?

これは一方向にしか回らないようにできて首の反復運動のみで回すことができます。さらには差し込みが変えられるので1本持っていると様々な用途に使え色々買いそろえる必要のないメリットもあります。優れものです。僕もいつかは欲しいです。

 

今回の投稿は以上です。ありがとうございました!

ike-masu

 

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