整備士時代

チェンジニアは本当に悪い表現なのか?~整備士時代のお話し~

こんにちは!

いやー、5月連休なんていつあったの?って感じで日々に追われますね。。

新入社員の方は覚えることや職場環境に馴染むのに大変になってくる頃ですね。

 

私は当時の班長が厳しくて新人の中でも一番怒られていました。あの頃は大変だった。。。

まぁそういうのも人生には必要ですからね!でも皆さんは怒られるに越したことはないですからね!

 

さて、本題に入りましょう。

今回はチェンジニアについて少し書いていこうと思います。

 

皆さん【チェンジニア】って言葉聞いたことあるでしょうか?

私が整備士の時は結構当たり前に使われている言葉でした。今でも使っているでしょうか?

まさに読んで字のごとくチェンジとエンジニアをもじらせた言葉です。まぁ誰かが考えた上手な表現です。

この言葉はあまり良い表現ではなく、ただ部品交換するだけの部品交換屋さんの人のことをこのように表現しています。

周りにいないでしょうか?すぐに部品交換すれば済むよと言ってくる人が。

 

エンジニアとは技術者という意味があり、本来整備士は交換屋さんではなく、技術者でなければいけない職業だと私は思っています。

ただ、昔に比べて故障箇所の特定がすぐできるようになっているし、そもそも壊れにくくなっているので、交換すれば直るって事象が多くなっています。

昔のようにエンジンをおろしてオーバーホールなんて中々聞かないと思います。

それだけ今の車は丈夫に、しっかりと作られていると思います。

部品交換ですぐ直るならお客様も満足するので、それはそれで良いですよね。

なんだかんだ商売なので、ある程度のスピード感というのは大事です。

 

しかし、何が一番良くないって変に知識が付いちゃって小手先だけで修理をすること。これが一番良くない!

『これはこうだからこれ交換すれば直るよ』ってすぐ言う人がいますが、それが本当にそれが正しいのでしょうか?

確かにね、確かにそうなんですよ。ライトが付かないってなったら大体8割ぐらい電球交換で直りますから。

しかし!ホントに電球だけなのか?電球以外も駄目かもしれないと考えてから作業してもいいのではないでしょうか?

 

恥ずかしながら僕もすぐ最短距離からせめてばかりで痛い目にあったことがあります。

ライト付かないから電球切れだろうと思い交換したら新品でも付かない。色々探していくと結局配線が見えにくい所で断線していたみたいなこともありました。

順に追っていけばなんてことない作業を、わざわざ大げさにしてしまい時間ばかりかけていました。

何も考えずに仕事したらホント痛い目にあいますので、まずは一度固定概念を捨てて作業に取り掛かってほしいです。

 

そういった経験や調べた知識が自分の力になりますのでこれから整備士として頑張る方は周りに流されず勉強をしていって欲しいです。

当たり前かもしれませんが、勉強だけ経験だけで行動するのは良い整備につながりません。

始めは時間がかかりますが知識×経験が結果的に最短距離で答えに行きつくと私は思います。

 

部品交換するまでの過程でエンジニアらしいしっかりとした根拠を導き出した上で部品交換する。

そんなチェンジニアが増えることを私は願っております。

今回は以上になります。ありがとうございました!

 

 

ike-masu

 

 

 

 



 

 

 

 

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