こんにちは!
今回はラチェットハンドルの相棒ソケットについて書いていきます!
ソケットがないラチェットハンドルなんてただの観賞用か、回してギア音を聞いて楽しむぐらいしか使えませんからね。
工具は使用して初めて価値がありますので、コレクションで集めるのは工具としての価値が下がりますから、そういった使い方は止めましょう。
そうならないためにも、ラチェットハンドルとソケットは必ずセットで使うものです。
ソケットとラチェットは色々なボルトのサイズに対応するため一体型ではなく、それぞれで販売しています。セットで売っていることもありますけど。
前回はラチェットハンドルを中心に話しをしていきましたので、今回はソケットに焦点を当てて解説していきます。
前回記事↓
ソケットの種類
ソケットといっても色々ありますが今回は世の中で良く使っているであろう六角ソケットについて書きます。私はボックスと言っていたので今回はボックスと書かせていただきます。
皆さんも一度は見たことあるであろう六角ボルトナット。自動車業界以外でもたくさん使われていますよね。
↓こんなのです。
これを回すのはいくつか方法があるのですが、まずは前に紹介したレンチ系ですよね。
もう一つはギアラチェットというメガネレンチにラチェット機構を取り入れたものがあります。
そしてボックスソケット。ボックスソケットは用途によって使うものがあるので基本的な所を押さえましょう。
長さ
長さはショート、ディープ、セミディープ、超ロングなど分かれていますが始めに揃えるならショートとディープで十分だと思います。
まぁ何を持って長さを決めているかは分かりませんがショートの倍ぐらいの長さがディープ、その間がセミディープって感じです。
↓私が持っているので比較すると大体倍ぐらいでした。
なぜ長さが違うかというと、ショートを奥まった所で使うと、ハンドルとソケットの差し込み部分が少し膨らんでいるので、引っかかる場合があります。
そんな時にディープだと差し込み部よりも少し遠くなるので引っかかりにくくなります。
後はアンカーピンみたいに先端が突出しているものはディープでなければ入りません。
↓こんなのはショートだと入らないです。
参考:monotaro
使い方
広いスペースなら正直どちらを使っても構いません。お気に入りの物を使いましょう!
ただ私はショートはボルトに、ディープはナットを外す時に使用することが多いです。
理由としましては…
ディープは長いため安定しづらくボルトの頭を痛めるリスクがあるためコンパクトで軸がぶれずらいショートを使います。
反対にナットを外す時は大抵ボルトの先がナットより出ているためショートだとつっかえてナットまで届かないんですね。ですのでディープを使います。
まぁそう思っていても何だかんだ気に入った方を使ってしまう時とかあるんですよねぇ。特に新しい物を買った時とか。。
効率が悪くなるので適材適所での使用お願いいたします。
接触角について
メガネレンチもそうですが、ボルトナットの接触する所は6角と12角があります。
違いはボルトやナットへのアプローチのしやすさです。当たり前ですが6角ボルトに対して6角だとしっかりはまります。そのためなしっかり力が伝わるため多少なめてしまっているボルトなどでも回りやすくなります。
ですがしっかりはまるため手の届きづらい場所などの作業の時に中々はまってくれないのでその分手間がかかってしまう場合があります。
これを解消してくれるのが12角。これだと6角でははまりづらかった場所でもはまりやすくなります。
ただし当然ですが6角より少々がたつきが大きいのでなめてしまうリスクが12角の方が大きいです。
まずは6角を揃えればよいかと思います。12角ってあれば便利ですがラチェットが自由に動きますからねぇ。。
↓6角12角の違いです。
(参考:ファクトリーギア)
ちなみにメガネレンチは12角が標準です。レンチは振れないから12角して振り幅を設けていると思います。
素材
素材は他の工具と同じで固くて壊れにくい物を使っています。素材を固くするとどうなるか?どの工具もそうでしょうが薄くできるんですよ。
ボックスの薄さは非常に大事でエンジン周りとかゴチャゴチャしている所だと隙間がなくて入らないとかあるんですよ。あと数ミリ薄ければ入るのにー!とか思って別のメーカーのものを借りたら
『あれ?すんなり入るじゃん』っていうことがありました。あれには驚いた。お値段が高いにはやっぱり意味がありますね。
それが通常のハンドツールに使う物。そしてハンドツール以外にも実はもう1種類あってそちらも紹介いたします。
それがこれ!↓↓
(提供:ko-ken)
エアツール(インパクト用)ソケットです。
これは通常のボックスとは違い柔らかくて肉厚でメッキなしと真逆の存在です。
素材が固すぎると粘りやしなりがなくインパクトみたいないきなり強い衝撃がかかると耐えられないことがあるんですね。
そのためにあえて少し柔軟性を持たせつつメッキも回転で剥がれないようにしつつ肉厚にして丈夫さを保つ。そのように進化していったんですねぇ。
自分の大切な工具なので大事に使いたいならインパクトには専用のボックスを使うことをお勧めします。
そんな私は安いボックスをインパクトに付けてガンガン使っていました。すみません!
ボックスソケットも種類が沢山あって迷っちゃうんですよね。
しかし迷った分だけ愛着がわくと思いますので自分だけのお気に入りを見つけましょう!
今回はこの辺で!ありがとうございました!
ike-masu