工具の取り扱い 電動工具

電動工具の進化が止まらない!~工具の取り扱い~

リチウム電池が安価に製造されるようになってからか、数年前から電動工具が進化しています。

各社研究も重ね性能が大幅に向上していることもあると思いますが。

電動工具は家庭用100V電源やバッテリーなどで動く工具で、種類もインパクトドライバーだったりノコギリだったりドリルだったりと工事現場で主に使われている工具です。

ですがバッテリー式のインパクトドライバーは便利なので整備業界でも数多くの所が使っているのではないでしょうか?

 

私のイメージでは昔の電動工具って手作業が少し早くなる補助工具ぐらいと思っていました。

さらにはエアーツールの方が性能が良いから電動工具なんかいらないでしょとかも思っていました。

しかし!今時の電動工具はすごいですね!進化が止まらず今やメイン工具として個人で所有しても損しないです。

何より軽くなり持ち運びなどが楽になったことが大きいと個人的に思います。

私も現在電動インパクトドライバーと電動インパクトレンチ(ボックスレンチ仕様)の物が家にあります。

最近ではめったに使いませんが家でDIYや少し車の整備をする時にあると便利ですよ~!!

 

ということで今回は私的に実際に使ってみて感じたメリットやデメリットを中心に書いていきます。

 




電動工具のメリット

まず私が家や職場で使っていた時に感じていたメリットやデメリットをざっくり解説していきます。
メリット
1.持ち運びができて手軽に使える
2.ある程度の物なら余裕で締めたり緩めたりできる
3.専用設備がいらない

持ち運びができて手軽に使える

コンセント付きのものは電源が必要ですが、バッテリータイプの物はどこにもつなぐ必要がありませんので色々な所にすぐ持っていけてすぐ使えます。
エアーツールのインパクトなどはエアーをつながないといけないため、限られた範囲でしか使えません。
しかもエアーホースをつなぐ→エアーツールをつなぐという工程が意外に面倒だったりしていました。
ですがバッテリータイプはバッテリーをつなげばすぐ使えます。
もうビスや力をそれほどかけなくていいボルトなら電動インパクトや電動ドライバーで十分だと思います。
私よく使っていたのはバスの室内です。
バスの室内は整備するには決して広くはないのでエアーホースが結構邪魔になることがあります。
ビスが多いので電動タイプほどの力があれば十分です。
なので持ち運びができる電動工具を持って作業していました。

ある程度の物なら余裕で締めたり緩めたりできる

昔の電動インパクトってなんか力がないなーってイメージだったんですけどそんなことないですね。
手で緩められるボルトぐらいなら余裕で緩められます。
エアーラチェットも本数が多ければ使った方がいいですが、本数が少なければ電動工具で十分です。
しかも昔の電動インパクトドライバーなどは14.4Vがしかありませんでしたが、今では36Vのバッテリ-があります!※maikita製は40Vというのもありますが実質36Vです。
バッテリーの電圧が上がると単純に引き出せる出力が上がりボルト類が楽に緩められたり、締められたりでき使用時間が伸ばすこともできるようになりました。
36Vなんて恐ろしいですね。。整備士業界ではそこまで必要ではないかな。。。

専用設備がいらない

電動工具はバッテリーもしくは家庭用100V電源で動くものが大半なので買って基本専用の設備は必要ありません。

なのでDIYや家でできる車の整備などにも使いやすいですよね。

エアーツールはコンプレッサといって圧縮空気を作る設備がないと使えません。
普通のご家庭にエアツールは気軽には置けませんよね。置きたいですが使いみちが基本的にありません。
個人的には持ち運びが容易でどこでも使えて作業スピードが上がり楽になるっていう点が、電動工具の最大の魅力だと私は思います。

電動工具のデメリット

デメリット
1.重い・場所を取る
2.稼働時間が決められている
3.性能が良い物は値段が高い

重い・場所を取る

電動工具は軽くなったとはいえ重いは重いです。

モーターだったりバッテリーだったり部品一つ一つが重たいのが原因です。

だから電動工具で連続作業や長時間持って作業するのは少し大変かもしれません。
そして持ち運びが便利ですが全長が大きいため狭い場所では不向きです。ある程度スペースのある場所で作業してください。

稼働時間が決められている

これはバッテリータイプだけになりますが、電池なので稼働時間が決められてしまいます。

充電がなくなるにつれてパワーもなくなっていき最後はほぼボルトを回せなくります。
100V電源のはずっと使えますが、こちらも使いすぎると中のモーターが焼けてしまい故障してしまうのでずっと使うのはおすすめできません。
なので各メーカーバッテリー容量などを上げて使用時間を延ばせるようにしています。

性能が良い物は値段が高い

これはどの商品も同じだと思いますが電動工具は特に値段に比例して性能が良くなっていると思います。

そもそも電動工具って自分で買うのが高いので買うのに勇気がいりますよね。
私も自分で買おうと思いましたが結局会社で共有のものを買ったのでそれを使っていました。
ただ今では値段がそこそこでも性能が良いものが出ていたりするので自分の使用頻度を考えて買ってみてもいいかもしれません。

電動工具の今後

電動工具は今後どんどん使いやすくなっていくのかなと思います。
私が整備士の時は電動工具を使っている人が珍しかったですが、今後は手ごろな価格になっていき個人所有も増えていくと思います。
むしろ最近の現場は増えているんですかね?
安いからと言って性能が悪いということも少なくなります。それぐらい最近電動工具(バッテリータイプ)は注目されてきています。
アストロプロダクツとか最近力を入れて開発をしていますね。
アストロプロダクツ↓
エアーツールももちろん必要です。工場ではやっぱりエアーツールは必須の工具です。
ただある程度揃えみたら今度は電動工具をMy工具として所有してみるのもありかなと個人的に思います。

おまけ.makitaというメーカーについて

最後に電動工具メーカーで有名なmakitaについて少し書いていきます。
makitaの電動工具はバッテリーを共通化して電動工具を複数使えるようにしたということです。
各社バッテリーの共通化はしていますがmakitaの何が面白いかって通常の電動工具だけではないところです。
LEDライト、電動ノコギリ、掃除機、さらにはコーヒーメーカーなんてのも使用できるようになっています!
makitaのHPは一度見て欲しいです。建築関係物が多いのでほとんど整備士では扱わない物ですが単純に見てて面白いです。よかったら是非!
↓makita HP
電動工具はこれからも進化していくと思います。長時間、高耐久力、軽量の部分はさらに向上することでしょう。
メリット・デメリットを知ることで自分もこんな時に使えるかもと何かアイデアの参考になっていただけると幸いです。
今回は以上です。ありがとうございました!
ike-masu

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