こんにちは!
今回は皆さんも絶対見たことはある【ハンマー】について書いていきます!
ハンマーって想像している通りなんですが要はトンカチですよ。
叩く、叩く、叩く!そんな工具です。
某ゲームでこれを主軸に戦闘をしていた友人がいました。モンスターをバンバン気絶させていました。
ゲームでも使われているぐらいメジャーな工具ですが、整備士の中でもメジャーな工具の一つです。
私の職場では小~大まで様々大きさのハンマーをほぼ毎日振っていました。
そう考えると一番使っていた工具かもしれません。
大きさもさることながら、ハンマーには鉄製のものではない物があります。
プラスチック、銅、ゴムといった素材が使われています。
そういったハンマーの素材や使い方、注意点を解説していきます。
怪我しやすい工具でもあるので注意点は特に参考にしていただけると幸いです。
それではいきましょー!
ハンマーという工具について
ハンマーとは釘などの物を打ち付けたり壊したり、何かものを形成したりといった
【叩いて何かをする】という工具全般のことを指します。
トンカチとかげんのうとかカナヅチの総称がハンマーになります。まぁその世界で言いやすい呼び名があるのでしょう。
大きさも大、中、小様々ありバスやトラックなんかでは大ハンマーなどを振り回して作業することが珍しくありません。
乗用車のディーラーはどうなのか分かりませんが、大型系では
小(手持ち)→当たり前に使う
中→下回りとか固着してる。叩いて固着を取ろう!
大→車検の時は必須
みたいな感じで使っていると思うのですがこれは私個人の意見ですかね?
ちなみに小ハンマーで片手ハンマーというのがあるのですが重さが約450g
中ハンマー約2~3㎏
大ハンマー約4~10㎏といったところでしょうか。
使い方
使い方というよりかは実際に私がどんな時に使っていたかを説明します。
大型車では大体同じ使い方だと思いますが乗用車の整備ではほとんどやらないことだと思います。
主に使うのは小ハンマーです。小ハンマーは柄を短く切りコンパクトにすると使いやすいです。
ただ柄が短いハンマーって普通に売っているのでわざわざそうする必要はなかったんですけどね。
先輩が全員やっていたので私も当然って感じでした。
小ハンマーはオイルシールというものを車検の時に交換すのですが新品を組む時に必須工具でした。
オイルシールは手ではきつくて入れられないのでハンマーで少しずつ叩いて入れていくんですね。
その時に柄が短いほうが操作性が良くて使いやすいわけです。
↓タイヤの真ん中のシャフトのことをハブと言います。
参考:日野自動車
↓これがオイルシール。内側はゴムで周りは金属になっています。その周りを叩いてハブに入れます。
それ以外にも小ハンマーは色々使えますが主にこのオイルシールの交換に活躍ですかね。
あとちょっと特殊ではありますが道路や電車や自動車や様々な整備関係者が使うもので
【点検ハンマー】というものがあります。
平らな面と尖っている部分で構成されており叩いて緩んでいるボルトを確認したり尖っている所で溝などの異物を取ったりします。
これも大事な工具の一つです。なんなら毎日使っていたかもしれませんね。
これを上手に使えることは整備士にとって大事なことかもしれません。
参考:ベイラインエクスプレス スタッフブログ
こんな感じでバスの運転手さんも運行前にホイールナットが緩んでいないか確認します。
中ハンマーは小ハンマーで叩いてもビクともしないものを叩く時に使いました。
これが重いけど片手で動かすから大変!もう頭をグラグラさせながら叩いていました。
私個人でよく使っていたのは板金の時が多かった気がします。
事故がひどいと中の骨組みまでやっってしまっていることもありそんな時はこの中ハンマーでバンバンで叩いてなるべく元に戻す作業をしていました。これが疲れるのなんのって。。。
個人で持つよりは工場に共用で一つあれば十分かと思います。
大ハンマーは車検の時にハブの調整を行う時に主に使っていました。
今でも思いますがあの調整のやり方は合っていたのですかね。ハンマーでタイヤの淵をぶっ叩いて調整しますが大型では当たり前なのか…
まぁ中途の方が何もなく受け入れていたのでそうなのでしょう!
それ以外はあまり使わないような。。。(笑)
注意点
注意点は単純に危険だなということですかね。
他の工具ももちろん危険がいっぱいですが、この工具は危険レベルが一段階上の工具です。
ハンマーで打たれたら普通にケガどころじゃないですよね。。。
改めてになりますが、ハンマーを使う時はくれぐれも周りに注意して使ってください。
私のいた会社は大ハンマー使う時は必ず一声かけて返事があって大丈夫なことを確認して使っていました。
掛け声かけずに使って怒られている後輩とかいたなぁ。。。
使う時は周りを気にしながら使ってください。
自分で使う時は大きく振りかぶるより、ハンマーの重みを利用してコンパクトに叩くとコントロールしやすいかと思います。
力いっぱい振らないといけない場面もありますが、振りかぶるとコントロールが効かず自分の手とかを叩く恐れがあります。
結構しっかり叩けばそんなに力を入れずとも問題ないです。
なので一打一打しっかり狙って叩くほうが怪我のリスクも少ないので、そういった所を注意してみてください。
種類
ハンマーは鉄だけではなく様々な素材な種類もあります。
いくつかご紹介していきます!
片手ハンマー
私自身はこのタイプを使っていました。
後ろ側が丸いのでなにか丸い形状にしたい場合などに使います。
ただ私はあまり後ろの丸い部分は使わなかったので両口ハンマーでも良いかなと思います。
ただ両口は小さいのはあまりないかなと思います。。
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やっぱり両口は重めの物が多いですね。
プラスチックハンマー
プラスチックハンマーはプラスチックでできているため木など軟らかい素材叩いてもを傷つけにくいメリットがあります。
木などを鉄ハンマーで叩くと跡が残ったり壊してしまうおそれがありますのでプラスチックハンマーが良いかと思います。
似たようなものでゴムハンマーもあります。ゴムハンマーの方が重量があり力が欲しいときにはこちらが良いかと思います。
注意点としては鉄と違い割れたりする恐れがありますので古なったら交換しましょう。ヘッド部だけの交換も可能です。
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銅ハンマー
これもプラスチックハンマーと同じで鉄だけど叩いた後を残したくない時に使えます。
さらに火花が散ることがほとんどないので火の元厳禁の所でも使えます。
板金ハンマー
板金ハンマーはそのまま板金の時に使うものです。
形が様々だったり叩き面が若干丸かったり、ギザギザがあったりその板金の用途によって使うものが変わってきます。
私は板金も少ししていたので馴染みがありますが普段整備士は使わないと思います。
ショックレスハンマー
これはプラスチックハンマーの見た目ですが中に鋼玉が入っておりそれが打撃の時に衝撃を吸収してくれて手に来る反動を抑えてくれます。
これは樹脂素材ですが打撃力もありある程度鉄でもガツンガツン叩けるのであると便利かなと思います。
良かったら検討してみてください。
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PBのショックレスハンマーは鋼玉ではなくディスクが入っていてこれが物凄く良いらしいです。
タモリ倶楽部でも昔絶賛されていましたね。(笑)
ヘッドが小さいので力を使うところではどうなのか分かりませんが幅広い分野の職種で使えるかと思います。
↓ちなみに私はこのタイプを使っていました。
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結構激しく使っても壊れなかったのでお勧めです。
いかがだったでしょうか?
ハンマーも色々種類があって中々決めにくいと思いますが参考なれば幸いです。
今回は以上です。ありがとうございました!
ike-masu